顧客さんから、Lineで連絡が入った。
内容は、
「水中ストロボの電池室に入れていた、バッテリーから液漏れが起きた様で、電池ボックスの接点が溶けたという。」
おかしい!!
この方の使っているバッテリーは、eneloopである。
「ウィキペディアeneloop」
https://ja.wikipedia.org/wiki/Eneloop
長年最も、信頼性が高いと言われているニッケル・水素蓄電池である。
普通は、液漏れが考えられない。
その前に、チャージができなくなる( ..)φメモメモ
良く聞くと!!
今回の一番の問題点は、4本組を作らなかったこと( ..)φメモメモ
eneloopと、eneloop proは、分けていたが、それぞれをゴチャゴチャ混で使っていた。
コンディショニングをする事ができる、
輸入品のバッテリーチャージャーを使っていたが、
後日、確認すると、使い方を理解してもらえて無かったorz
(口での説明の難しさを痛感した。)
内容量を計測できる特殊な機械で、計測すると、
パンクして液漏れは、2本あり、他の2本も、保護回路が働き、本来1900mAhある所が、
150mAhで、チャージが出来なく、このバッテリーも使用不可の状況だった。
それ以外のお持ちのバッテリーも、全て、チェックしたが、半分がすでに、公称容量がチャージできない物があった。
さらにその50%が、ストロボだけでなく、他の家電でも、液漏れの恐れがあり使用不可のレベルである( ..)φメモメモ
正しく使っていれば、そんなトラブルは起きずらいのが、eneloopである。
もし、他のバッテリーだったら\(゜ロ\)(/ロ゜)/
もっと早く、重大なトラブルになっていたかも!!
通常、4本組を使い、なるべくバッテリー容量が空になるまで使い、
(完全に空にすると、チャージ出来なくなる。)
純正充電器を使ってチャージすれば問題ないほど長持ちする。
まずは、水中写真初心者向けに書いていく。
下記を守ればねまずトラブルは起きない。
・新品をおろす時は、4本組をきめて、他の組み合わせと混ざらない様にする。
(ハリ魔王は、油性マジックで下ろした日を書て管理している。)
・メモリー効果が小さいが、ストロボのチャージランプが付かない様になるまで放電させる。使用途中でチャージしない方が、寿命が長くなる。
※ ストロボを陸上で発光させない。(ストロボの方の寿命が極端に短くなる。)
・放電が終わったら、放置せずになるべく早くチャージする。そのまま、放置すると、過放電されて再チャージができなくなったり、バッテリー満電容量が少なくなってしまう。
・撮影する予定がない場合は、満電状態でストロボの電池ボックスに入れないで、専用の保護ケースに入れて涼しい部屋に保管する。
※ 飛行機搭乗の場合は、保護ケースに入れて手元に置く事にルールが変わっている。
・出所が不明な中古品を購入して使わない。
・3年位使用すると、4本いっぺんにチャージすると、1本から2本チャージ時間が長くかかる変化が起きる。バッテリーはいっぺんに、悪くならなく、通常は、この様になる。この段階で、新しいものに交換するが一番良い。(阿部秀樹カメラマンの使い方 例)
・1本がチャージ不良(できない)くなったら、全て、水中ストロボには、使用禁止、3本組で使える水中ライトに使うか、それ以外の家電に使用する。
eneloopなら、もっと、良い状態で、コンデションを維持して、長期使用が可能だが、ここまで、守っていれば十分に問題なく使用できる。
水中ストロボには、eneloopで十分機能をはたせる。
eneloop proは、フル発光からのチャージ時間でほんの少し早いが、実際の撮影では、フル発光を連続する事は、一般的な撮影ではレアケースなので、どちらも、ほとんど変わらない。
耐久性が、eneloopの方が、eneloop proより、優れるので、eneloopがおすすめである。
他社の単三型バッテリーだと、この使い方をしても、トラブルがあるので気を付けてほしい。
トラブルの多いのは、一番多いのは、中国製、そして、二番目は、韓国製である。
これは、過放電・過充電などのトラブルをコントロールする装置、保護回路の問題である。
単三型なら使わない方がよい。
最近出てきた大型セルの場合は、十分な別の知識が必要になる。
これは、現在の充電式バッテリーが引き起こしている火災とは、全く、別問題( ..)φメモメモ
「充電式電池火災動画」
バッテリーその物の性能の差によるものであったり、
バッテリー側ではなく、使われる機械の方に問題があったりする( ..)φメモメモ
特に、TGシリーズ・GoProを使う場合は、重要な知識となってきている。
(ミラーレスや、一眼のバッテリーでは問題ない。)
それについては、後日、注意点と対処方を書いていきたいと思う
そのため、「リチュームイオン電池の使い方」をシリーズ化して書いてきたいと思う。
ハリ魔王は、しっかりと、コンディショニングしているので、
8年近く使っている物もある。
その方法を伝授したゲストさんには、10年以上まえの物を使っている方もいらっしゃる( ..)φメモメモ
ハリ魔王が、eneloop以外のバッテリーを使用しているのを海で見かけたらそれはテストである。
一回の耐久テストが長いので、勘違いしないでいただきたい。
コンディショニングして、使う方法については、また、後日に書きたいと思う。
初心者のお話がこのブログの目的なので、
次回は、今一番問題になり始めている。
カメラ本体用のバッテリーについて話したいと思う。